2023.1.21～22




年明け早々
キャンプ始めて以来、初の　2連泊ソロ　という
家庭ある身には無謀ともいえる離れ業を敢行し


これでしばらく安寧の日々が送れる・・・


と思いきや、日常生活のストレスは全く解消されず。



禁煙から既に15年以上が経ち
とうの昔に忘れ去っていた　嘔吐く朝　も近頃また頻繁に訪れる。



仕事も家庭でも我慢ガマンの連続で心身ともに崩壊寸前

　

イカれてしまう前に
たとえチープな旅でも現実逃避へ向かわねば！

　










東北自動車道　西那須野塩原I･C降りて30分ほど

埼玉県東部の我が家からは、2時間と掛からない




塩原グリーンビレッジ　https://shiobara-gv.net/







言わずと知れた栃木県を代表する巨大レジャー施設


春から秋は
お値段含め文字通り　高規格キャンプ場　なのだが

11月中旬から3月までの冬場は驚くほど安い。

毎年必ずと言っていいほど、今時分にスノボなど絡め訪れている。

この値段には源泉かけ流し温泉の入浴料も含まれる。
(営業時間内なら翌日12時まで何度でも)

都内なら日帰り温泉でもこの金額以上の所が多い事だろう。　


受領印にある＂スパ・リゾート＂の文字に初めて気付く。
福島いわきのフラガール居るアソコに遠く及ばぬが

温泉天国なのは間違いない。




冬キャンプがもはや定番となった昨今
冬季割引を廃止するキャンプ場も多いなか
激安冬季料金で週末も同価格は土日キャンパーには何より有り難い。



平日3千円、週末泊は1万オーバー
そんな冬季料金に改訂した「天使の森」さんにも見習って頂きたい。
何度も名前を変えている場合ではないのだ。


と文句を言いつつも
楽々雪中キャンプを楽しみに、既に今期も予約を済ませているのだが。



まぁ　そんな愚痴はどうでも良いこと。











13時には少々時間あるが、1時間220円のアーリー料金すらケチり

通常料金だけお支払い済ませ
暇つぶしの場内散策でも



どうせ設営終えたら温泉へ行くほかには
幕内籠もりきりだろうし。





日陰や段差に少し雪は残っているが雪中と呼ぶには程遠い。

この雪すらも空から降った天然雪である確証は無い。

隣のお山にあるスキー場が撒いている
人工雪が流れ着いたのでは？

なんて疑いながら
ここ名物の強風に乗って、白い結晶が舞い降りてくる。





山側の釣り堀池から奥、日中でも陽の当らないサイトは閉鎖中

Max80~90サイトある大きなキャンプ場だが冬場は30~40に


日陰のスケートリンクのようなテニスコートとは対照的に
陽が燦々と降り注ぐバンガロー

コテージ・バンガローも多数あり。
タイプ色々お値段安めでCamp&SKIにピッタリ





定刻となったので指定サイトを確認し設営開始


滞在は24時間にも満たないので
道具を厳選、早めに設営撤収出来るよう努めた。

新しい薪スト FIRE SIDE の設営もだいぶ慣れてきて



厳選した、と言っても無駄だらけに見えるが
私にとっては、どれもこれも精鋭1軍ギア

歩いてすぐに
トイレ・温水炊事場・野天風呂ある位置で楽が出来そう。




陽も傾いてくるとサイトもだいぶ埋まってきた。
お値段の恩恵享受か、ソロの方々ばかり集まってきてる印象


キッチリと区画されているこちらでは

ロケーションを愉しむ・・・というより

温泉と火遊びに重きを置いて
星空も眺められれば儲けもの！

くらいの心持ちで臨む方が良いかと思う。





落ち着いてきた16時まえ

スキースノボ帰りの人たちが山から下りて来る前に

大きな駐車場の反対側まで歩いて　福のゆ　へ
クルマ移動するほどの距離ではない。

すぐ横に冬場は閉まっているがカラオケBOXあり

このご時世、夏場だけは再開してるのかな？
グリーンシーズンに来ない私には詳細不明
急階段を上がると小高い丘の　Cサイト　
ここも冬季閉鎖なので未体験ゾーン

首からぶら下げる小さなフリーパスに変わっていて
受付でスタッフさんが他の方に応対していても
シッカリお見せすれば、どうぞ～！とスルー入場できる。




ゆっくり、ゆっくり源泉かけ流し温泉に浸かって命の洗濯・・・
と目論んでいたものの
よくよく考えてみれば長湯のできない江戸っ子気質

サウナなら、水風呂との無限ループは得意だが。



そんな　烏の行水　な私でも気持ち良くないハズもなく

やっぱり天然温泉サイコー！






つまみと夕食もごくごく質素に簡単に。

セブンプレミアムの　お気に入り　炙りしめ鯖
歳暮の余りを持ってきた　叉焼風ハム

あと、今回これだけは
どうしても食したく、自宅で仕込んできた

巷で流行って久しい　マリファナエッグ　
怪しくカッコよく？表現してみたが

いわゆる　麻薬卵　というやつ

ツマミに良し、ご飯に乗せればお代わり何杯でも！
との触れ込みに興味津々

家人は半熟卵ダメなので、こんな時にしか試せない。

曽根さんの動画を参考に自分なりのアレンジ加えて



そんな煮卵モドキと叉焼を流用し

シメにはマルタイ棒ラーメン　

やはり呑んだあとはラーメン！旨い



年始に緊急オペして頂いたガラス窓は終始視界良好

今まで以上にハイペースで大量の薪をくべ続け
炎を眺めながら癒され、静かに夜は更けていき



トイレにと
幕外へ出てみれば満天の星空
ここは、とても夜空が近いように思える。



トイレといえば、

大小ともTOTO最新便器にリニューアルしたよう。

キレイで暖かいトイレと手のかじかまない炊事場

これほど最強な冬キャンプの味方があるだろうか。

歳を取ってくると余計な痩せ我慢など、しないに越した事はない。








翌朝
もう少し下がるかと期待？していたのだが
たいした冷え込みもなく－５℃が朝の最低気温
寝袋からシャキッと出て、薪スト火入れが苦でない寒さ




いつもなら鋳鉄製スキレットを乗せて炊くのだが
今回、出番なくお留守番で
代わりに怪しい巨大角材を乗せ圧を掛ける。


どんな鍋を使おうが
飯炊きの基本は火力と圧力、と私は思っていて

私の炊飯ルーティンを少し紹介すると

素早く洗米し長時間の吸水
冬場なら最低でも1時間以上放置

ガスバーナーの炎は一点集中してしまうので
アルミ製メスティンでは局所的に焦げることも。
火力分散のためバーナーパッド噛ますは必須

沸騰までは強火力で一気に！
噴きこぼれぬよう1合炊飯でも1.5合用メスティン使い
水はお米の1.2～1.3倍。それ以下なら多い方がまだマシ
多い分には飛ばせるが
少な過ぎて芯が残った米を食べるほどの不快はないから。

沸騰したら微弱火に落としタイマー13分セット
火を消したらタイマーリピート13分蒸らす。
蒸らしのタオル巻きなどは必要ないはず
ここまで終始、蓋の上には重しを乗せ続け加圧


アルストや固形燃料でのメスティン炊飯も
キャンプならではの楽しみ方で全く否定するつもりもなく
むしろ上手く出来た喜びは重々理解できる。

私も毎回のように試行錯誤し
自分好みの美味しい白飯の出来上がりを喜んでいるのだから。



ご飯のお供は

昨夜の残マリファナエッグ
お手製ぬか漬け
賞味期限切れ間近　なとりの缶詰　鶏ごぼう　

薪スト上で温めたら超絶美味しいおかずに大変身



朝食済ませ、目前の場内温泉　野天のゆ　へ
オンシーズンは男女別々に沸いているが
冬場は時間で交代制。朝風呂は女性が最初で男は8時から

体は洗えないが、冷えたカラダや目覚ましに最適

湯上がり後
自分以外は居ない事を確認し1枚だけパシャリ

成分表？見てもサッパリ分らぬが
泉温見ると加水していない事は理解できる。








少し離れた　福のゆ　も朝10時から開いているので
撤収後、再度ゆっくりと身体を清めてから帰路へ



わがまま許してくれた家族には
少し下ったところの道の駅　アグリパル塩原　で新鮮野菜を土産に




何もせず心穏やかに炎を眺め、出湯に浸かり

心にたっぷり栄養補給完了！


月イチの規則破り、1月もう3泊目
昨年のうちに来月もココを予約済み

家族とスノボ＆キャンプを計画しているが
フラれて、またソロになりそうな予感



毎度の長文たいへん失礼致しました。









巻末恒例?!　今月の私選・厳選おすすめ名曲


トイレの東洋陶器(TOTO)が本文に出たから、というわけでもないが

やはり私たち世代には絶対外せない　TOTO　

当時
スタジオミュージシャンというプロフェッショナル集団の作り出す音楽はカッコいい！
と聴き飽きるほど聴きまくっていたが

40年以上経つ現在でも全く色褪せていない。

Hold the Line
Georgy Porgy　
St.George and the Dragon
Hydra
Rosanna　
Stranger in Town　
Gift With a Golden Gun　　
etc.
名曲挙げればキリないが


わたしが一番大好きなのは　Goodbye Elenore



金髪美女と別れたわけでも
ましてやナニかアバンチュールがあったわけでもない。

言わずもがな、だが。